2018年度付中通信第7号 楽学フェスタ

2018.7.15  高水高等学校付属中学校長 宮本 剛

「オープンスクール」という名称で本校が校内活動の様子を初めて小学生や保護者に公開したのは、平成19年度のことだった。奇しくも、その年から数えて11年目にあたる今年、昨年までのオープンスクールの内容を一新、「楽学フェスタ」として開催することになった。

今年の「楽学フェスタ2017」は、「家族で感じる高水体験」をコンセプトに、参加対象を小1から小6までに拡大した。「保護者」、「5・6年生」、「4年生以下」の3つのパートに分け、それぞれのパートに最適な体験コーナーを設ける、いわゆる複線型のプログラム構成によって、家族全員が楽しく学べるように工夫を凝らした。

6・7・8月に1回ずつ計3回を計画した。各回100名以上の参加者を集めることを目標に、考えられる限りの広報活動も行ってきた。その努力の甲斐あってか、6月の第1回は120名近い参加があり、とりあえず目標を突破できた。

明日は、第2回。第1回と異なり、参加者には在校生の授業に参加してもらう趣向だ。5教科それぞれ学年の枠を取り払った形式で授業を実施する。そこに小学生が入ってくるわけであるから、校長としてもなかなか興味深い展開になりそうで、大注目である。

明日の申込人数も、予想をはるかに上回り150名に達する勢いだ。この勢いは、実は教師たちの頑張りによるだけのものではない。つまり在校生たちがフェスタを引っ張ってくれているのだ。11回目にして、私は初めて在校生と一体化した取り組みになったと感激している。

たぶん、あれは愛校心というものに相違ない。